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 新商品開発物語2 「土佐の地のもの全国へ」 高知県特産品販売株式会社

高知県特産品販売株式会社

 高知県特産品販売株式会社は、高知のこだわり特産品を県内外で販売している企業です。
取締役 営業本部長の村瀬幸次さんにお話を聞きました。

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高知県特産品販売

高知県特産品販売

 高知県特産品販売はその名が現すとおり、高知の地のものを活かした、ありとあらゆる商品を県内外に発信する土佐の問屋だ。
県内スーパーはもちろん、高知龍馬空港、高知駅お土産コーナー、大丸、県外は北は北海道から南は沖縄まで、全国に高知の特産品をお届けしており、東京では三越、伊勢丹、西部、東急の百貨店、東急ストア、ザ・ガーデン等、全国の有名百貨店・スーパーで特産品販売の商品を購入することができる。

本社を高知に置き、東京を支店とする、地産地消・地産外商を地でいく高知県特産品販売(株)の村瀬さんは「常々おもうのは、マーケットを広げるにしても、取引先を広げるにしても商品力がないとだめ。いままではメーカーの製品を流通にのせていたが、オンリーワンの商品を自ら企画し作っている。魅力的な商品であればこそ、今では自ずと販路が開拓されている。」という。
では、全国の百貨店に置かれるほどの魅力ある商品を、高知県特産品販売はどのように開発しているのか?

魅力ある商品開発

魅力ある商品開発

 特産品販売では高知県の生産者の製品、生産者との商品開発、コラボ商品の販売を多く行っている。
今では全国区となった馬路村の柚子ポン酢、ごっくん馬路村も当初から特産品販売で取り扱っている商品の一つだ。
四万十食品との商品開発では、清流四万十川の天然青のりがたっぷり入った「四万十川 青のり入り茶漬け」や「四万十川のり佃煮」を開発、佃煮は「醤油味」「じゃこ入」「じゃこ入り生姜」「唐辛子入り」とバリエーションも豊富だ。
県内生産者・企業との商品開発を多く手がけている特産品販売だが、自社企画の商品も多く開発している。

例えばキングソースで有名な「ソース工房」ケンショーさんの協力による、「柚の香 すき焼きのたれ」や、トマトの甘味・酸味を活かした「とまとまかせ」等の商品がそれだ。 他にも、地元スーパーのサニーマートとの共同開発で生まれた「塩鍋のつゆ」は四国内ではサニーマートでしか購入することができない。こちらは焼きガラと塩麹を使い、社内の開発チームで味見を繰り返し、何度となく手直しをしできた逸品となっている。

魅力ある商品を開発するため特産品販売では、社内コンペを行っている。商品開発にあたってキーマンとなる社員さんはいるものの「営業も開発も一人の知恵では限界がある。」社内でチームを作り、多様性のある商品開発を進めている。

それには地元企業の協力が重要だ。企画した商品を形にするため「こういう商品をつくりたい。こうしたい。」思いを伝える企業はどこか?イメージを具現化してくれるメーカーはどこか?
高知県下から確かなメーカーに依頼し、互いの信頼関係から魅力あふれる商品ができてゆく。

はちきん地鶏と土佐あかうし

はちきん地鶏と土佐あかうし

 皆さんは土佐はちきん地鶏をご存じだろうか。高知県原産の日本鶏を交配のベースとし、軍鶏などの血が入っていることから、身の締まった味わい深さがみられる、高知を代表する地鶏だ。

「土佐はちきん地鶏」が市場に流通し始めた平成19年、それまでレトルトカレーを自社商品としてもっていなかった特産品販売が、視察・検討をへて地元のブランド「土佐はちきん地鶏」の胸肉を加工し最初に作ったのが、「はちきん地鶏のミンチカレー」だ。 この開発以降、いくつかのレトルトカレーを企画開発しているが、「高知県産 生姜のカレー」と並び、「はちきん地鶏のミンチカレー」は今でも1,2を争う人気の商品となっている。

他にも、少し値が張るが絶品とうわさの幻の和牛「土佐あかうし」と高知を代表する果物「文旦」をぜいたくに使用した「土佐あかうしと文旦のカレー」(筆者はあまりのおいしさに、お歳暮として送りました。)はゴロゴロのお肉がたっぷり入って大満足。
「土佐あかうしのハッシュドビーフ」や「土佐はちきん地鶏 カレーうどんの素」、「土佐あかうし カレーうどんの素」、も、県外へのお土産ご贈答としても喜ばれる商品だ。

地産外商・販路開拓

地産外商・販路開拓

 高知県特産品販売では展示会への出品も積極的に行っている。 アジア最大の国際食品・飲料展「FOODEX JAPAN」にも出店し、「ぜひ取引したい」「うちにも置かせて欲しい」と相当数の販路を、有名百貨店等のバイヤーが実際に商品を直接厳しい目で評価する、全国の展示会で開拓している。 それも、高知の地のものを使った、魅力ある商品を届けている特産品販売だからこをの販路開拓だ。
今では売上の7割が県外への販売だが、高知県特産品では今後も「魅力ある商品開発」地産外商に力を入れてゆく。

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