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土佐食彩物語

 新商品開発物語2 「土佐の地のもの全国へ」 高知県特産品販売株式会社

濱口豊さん

 弊社は平成6年2月に高知市若松町に本社を設立・発足し、平成10年9月に有限会社から株式会社に組織変更いたしました。主に量販店様の冷凍食品、水産加工物、パック商材等の加工を承り、自社製品として販売して参りました。
現在は冬の鍋商材、夏のうなぎ、学校給食等取扱商品を増やし、新規の流通ルートを開拓しております。また、高知中央市場に水揚げされた魚を使った商品の開発にも取り組んでおります。

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土佐の新鮮な魚をおとどけいたします。

土佐の新鮮な魚をおとどけいたします。

 「旬のものを旬の時期に加工することで、美味さを閉じ込めちゅう。」とは社長の濱口さん。
土佐の台所、高知市中央卸売市場のほど近くに株式会社サンマリンはある。
高知県近海の鮮魚にこだわり、水揚げから数時間後には加工できる立地を活かし、新鮮な水産加工品を県内外に広く届けている。

サンマリン設立当初の販路は、県内が中心だった。
「県外の方に、旬の魚を旬の美味しさで食べてもらうにはどうすればよいか」と考えた濱口社長は、県外企業の高いレベルの要求(品質や安定供給)に資金面・技術面で課題を抱えながらも、金属探知機の導入や、積極的な社員教育等の工夫と努力を積み重ね、その要求に答えることで、県外企業との成約数を増やし、県内でも有数の水産加工会社となった。

県外のお客様に高知県産のものを提供したい!

県外のお客様に高知県産のものを提供したい!

 サンマリンは高知県近海、地場の食材にこだわり、業界ではブランド価値のある高知県宿毛沖産アオリイカやハモ、伊勢海老まであつかっている。
特にハモは、淡路島沖や大分県沖のものと違い、高知県産は流通量が少ないため全国区で知名度があるわけではないが、県内ホテルの宿泊客に提供したさいには、「甘みが全く違う!」「うまい!」と好評を集めた逸品である。
また、伊勢海老は室戸ー上ノ加江、高知県近海のもの。ロブスターではない本物の伊勢海老を提供している。
価格的にもオーストラリア産と競合できるものとして、まずは年間300kgをめどに提供していき、県内外に高知の伊勢海老として広めていこうと計画している。

「高知家」のギフトセット

「高知家」のギフトセット

 今年から「高知家」マークの、タタキや、ちゃんばら、天然うなぎ、ながれこ、干物、うつぼ等、高知を代表する旬の食材を詰め合わせた商品を企画し、県外企業とタイアップすることで地産外商にも力をいれている。

旬の時期に一番美味しい高知県食材
   春の初鰹、ながれこ
   夏のちゃんばら貝
   秋の戻り鰹
   秋~冬のうつぼ、天然うなぎ
   旬の魚の干物
    ・・・・
 これらをそのとき時にチョイスするのだから人気がでないわけがない。
「年間を通して安定的に旬の食材を提供するのは非常に難しい。それでも旬のものを、高知県のうまいもんを広げていきたい」大手企業のカタログに載ることが決定しており、今後の展開が楽しみな商品となっている。

よきアドバイザーとの出会い

よきアドバイザーとの出会い

 サンマリンがこれほどまでに、県外企業とのタイアップを増やしてきたのには理由がある。
濱口社長の古巣である大幸水産で共に働いていた濱田相談役との出会いがそれだ。
定年後のんびりしていた濱田さんだが、県外にも旬のものを届けたいという濱口社長の熱心さに心動かされ、サンマリンのために一肌脱ぎ、大幸水産時代からの人脈とノウハウで、高知家ギフトセットや 高知県産伊勢海老など新しい商品を次々と展開している。

心強いアドバイザーを手に入れた濱口社長は
「いままでの水産加工業としての本筋の仕事は継続しつつ、県外企業とパイプを持っている
濱田相談役と県外企業とのコラボ商品等、思いを形にしていきたい。」と今後の意気込みを見せていた。

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