今回お話をしてくださったのは、有限会社 浜吉ヤ 代表取締役の山中義久さんです。創業明治初期の有限会社浜吉ヤは、長い間、削り節にする鰹節を製造しておりました。その伝承してきた味を大切に思いながら、時代とともに新たな食品開発を手掛け、独自の手法でおいしい味を作り出しています。場所は、高知県の土佐市宇佐町という所にあります。山中さんご自身では口下手でうまく話せないとおっしゃっておりましたが、苦労したことやこれまでの実情など、ありのままを楽しくストレートにお話してくださいました。
『たべて味噌』
新しい商品のなかでも最近特に人気のある商品が『たべて味噌』です。これは、三陸沖で獲れたかつおを味噌で煮込んだ角煮です。三陸沖で獲れたかつおは脂がのっており、煮込んでも硬くなりません。それから、これに使用している味噌は厳選した結果、地元、土佐の高知で創業121年という伝統のある「だるま味噌株式会社」さんのお味噌です。その味噌を使い、味付けは少し甘めにしてあります。味付けを少し甘めにしてあるのは、小さな子供にもたくさん食べてもらいたいと考えたからです。種類は5種類あって、生姜みそ味・ニンニクみそ味・柚子みそ味・辛子みそ味、それとベーシックなみそ味です。
既に味付け調理がされていますので、ご家庭ではお手をわずらわすこと無く、袋から出して、そのまま食べていただけます。またお好みでレンジで温めても良いです。
あつあつのご飯にのせて、ほぐして食べても良し!おやつに良し!もちろん酒の肴として、おつまみにもピッタリです!
既に味付け調理がされていますので、ご家庭ではお手をわずらわすこと無く、袋から出して、そのまま食べていただけます。またお好みでレンジで温めても良いです。
あつあつのご飯にのせて、ほぐして食べても良し!おやつに良し!もちろん酒の肴として、おつまみにもピッタリです!
観光シーズンに大繁盛
「たべて味噌」は、実は夏場(お盆)の観光シーズンには、とても売れ行きが好調となります。特に生姜みそ味と柚子みそ味は、生姜と柚子が高知の特産品でもあるため、とても人気があります。ところが「南国高知」といわれる高知では冬場は観光者が減少するシーズンとなり、びっくりするほど「たべて味噌」の売れ行きも減少します。日常お買い求め頂く以外でお歳暮などご贈答にもご利用いただけるように益々アピールしないといけませんね(笑)。
『たべて味噌』を食べてみて
取材をさせていただき、スタッフがさっそく試食させていただいきました。その感想をどうぞ。
「ころころとした角煮なのに、やわらかくて、かつおの味が生きています。甘めと言っていた味付けも、味噌の味が引き立っており、ご飯のおともにしたのですが、ご飯がすすんで仕方なかったです。特に私のお気に入りはニンニクみそ味!でした。個人的なことですが、私が普段に食べる魚の煮込み料理では、生姜味が割と好みなので、生姜みそ味も、とっても美味しかったのですが、それ以上に、ニンニクみそ味が特に気に入りました!意外性があるのか?!はたまた、パンチがあったのか?!それとも、高知では「鰹のたたき」をニンニクで食べるからでしょうか。ニンニクみそ味は、かつおの角煮にバッチリ(^0^)/マッチしてました。
「ころころとした角煮なのに、やわらかくて、かつおの味が生きています。甘めと言っていた味付けも、味噌の味が引き立っており、ご飯のおともにしたのですが、ご飯がすすんで仕方なかったです。特に私のお気に入りはニンニクみそ味!でした。個人的なことですが、私が普段に食べる魚の煮込み料理では、生姜味が割と好みなので、生姜みそ味も、とっても美味しかったのですが、それ以上に、ニンニクみそ味が特に気に入りました!意外性があるのか?!はたまた、パンチがあったのか?!それとも、高知では「鰹のたたき」をニンニクで食べるからでしょうか。ニンニクみそ味は、かつおの角煮にバッチリ(^0^)/マッチしてました。
安心・安全は、品質表示が厳しい
近年では、品質表示やパッケージの規制がたいへん厳しく、正直、食品メーカーとしては頭を悩ますことが多々あります。どちらの製造元でも同じような悩みはきっとあるとおもうので賛同してもらえると思うのですがいかがでしょう。
例えば、同じ太平洋でとれた鰹にかわりがなくても、仕入れ元の漁港が変わると、記載も異なるので、パッケージを修正しないといけないことがあります。シールで訂正しようとして、法律で問題がなくても受け入れの販売店によっては、それも拒否される場合があり、その度にパッケージを作り直すこともやむを得ない事もあります。しかし、エコだと言われる時代なのに、無駄になるパッケージも少なくありません。安全・安心の品質管理が第一ではありますが、製造元に負担のかからない、しいてはコストもかかることなので販売価格に影響しないような規制にしてほしいと思う今日この頃です。
例えば、同じ太平洋でとれた鰹にかわりがなくても、仕入れ元の漁港が変わると、記載も異なるので、パッケージを修正しないといけないことがあります。シールで訂正しようとして、法律で問題がなくても受け入れの販売店によっては、それも拒否される場合があり、その度にパッケージを作り直すこともやむを得ない事もあります。しかし、エコだと言われる時代なのに、無駄になるパッケージも少なくありません。安全・安心の品質管理が第一ではありますが、製造元に負担のかからない、しいてはコストもかかることなので販売価格に影響しないような規制にしてほしいと思う今日この頃です。
時代は、柔らかい食品へ
私どもは創業よりずっと、かつお節を製造しておりました。春頃までに漁獲された鰹を夏に乾燥させ秋冬に販売へと支度をします。収入になるまでに1年かがりでした。たいへんに聞こえるかもしれませんが30年ほど前には、それでも一生懸命に仕事をこなすと、生活をすることができるという時代でした。その後徐々に大手などの安価なかつお節が出回り、また簡単な粉末状のうまみ調味料が販売され、主婦たちの生活習慣の中で、かつお節から「だし汁」をとるという人も減少傾向となってきておりました。
そして一般的な食べ物の嗜好は、だんだんと堅い物へのこだわりは減り、むしろより柔らかい食品へと嗜好が変わっていることに気付きました。そこで28年ほど前、これまで製造してきた堅いかつおの削り節は一切やめて、生節など食品づくりに専念することに決めたのです。自分たちにとっては食品加工へ移行することは、これまで使っていた製造機械など無駄になってしまう面もあって、結構な思いきりが必要でした。しかし決めたからには頑張りました。新商品の開発には、これまで持っている鰹の知識をもとに、販売店などの要望などを聞いて、自分たちで作り上げていきました。お客様は一度食べた時の味で、再度購入するかどうか決められますので、かつお選びも手をぬけません。かつおの大きさや脂ののり具合によって味も、見た目の食欲をそそる照りも変わってきます。そうして出来た製品を販売しました。すると当時は、お蔭さまで当時の高知の景気などにも恵まれ、開発した商品はたくさん売れました。絶頂期は、販売店へ卸して帰宅すると、即完売のため追加注文が入って、それを作ってまた販売店へ行くと、また即完売になるほどでした。ありがたいことに忙し過ぎるほどでした。少しすると他社より似たような商品もたくさん開発され出回るようになりました。こうして食品を製造することになり、それからは当社も他社に負けじと今もなお切磋琢磨させていただいております。
そして一般的な食べ物の嗜好は、だんだんと堅い物へのこだわりは減り、むしろより柔らかい食品へと嗜好が変わっていることに気付きました。そこで28年ほど前、これまで製造してきた堅いかつおの削り節は一切やめて、生節など食品づくりに専念することに決めたのです。自分たちにとっては食品加工へ移行することは、これまで使っていた製造機械など無駄になってしまう面もあって、結構な思いきりが必要でした。しかし決めたからには頑張りました。新商品の開発には、これまで持っている鰹の知識をもとに、販売店などの要望などを聞いて、自分たちで作り上げていきました。お客様は一度食べた時の味で、再度購入するかどうか決められますので、かつお選びも手をぬけません。かつおの大きさや脂ののり具合によって味も、見た目の食欲をそそる照りも変わってきます。そうして出来た製品を販売しました。すると当時は、お蔭さまで当時の高知の景気などにも恵まれ、開発した商品はたくさん売れました。絶頂期は、販売店へ卸して帰宅すると、即完売のため追加注文が入って、それを作ってまた販売店へ行くと、また即完売になるほどでした。ありがたいことに忙し過ぎるほどでした。少しすると他社より似たような商品もたくさん開発され出回るようになりました。こうして食品を製造することになり、それからは当社も他社に負けじと今もなお切磋琢磨させていただいております。
浜吉ヤの商品紹介
当社では、かつおの生節や角煮など、たくさんの美味しい食品を製造しております。土佐の高知の小さな製造会社ではございますが、販売店さんには、まとまったロットで定期購入のお話もいただきます。私たちの味がうけているのかなと喜ばしい半面、その注文規模が大きすぎて、仕方なくお断りすることもあります。当社では、直販いたしておりませんので、龍馬空港やスーパーなどでお買い求めいただくことになりますが、おいしい品ばかりですので、ぜひとも土佐の高知のかつお食品をお試しくださいませ。
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