有限会社高知アイス代表取締役の浜町文也さんにインタビューしました。
弊社では、お客様に安心して食べていただくために素材選びに奔走しています。農作物は収穫前に生産者を直接訪ね、畑の条件や栽培方法、農薬の有無など確認したうえで契約します。
土佐の風土のなかで、いい素材を探し続け、安心でおいしいものをお届けしたい。私たちは、土佐奔走カンパニーです。
弊社では、お客様に安心して食べていただくために素材選びに奔走しています。農作物は収穫前に生産者を直接訪ね、畑の条件や栽培方法、農薬の有無など確認したうえで契約します。
土佐の風土のなかで、いい素材を探し続け、安心でおいしいものをお届けしたい。私たちは、土佐奔走カンパニーです。
ウレウレに売れました「トマトよりおいしい徳谷トマトシャーベット」
この商品は、高知の高級食材でもある“徳谷とまと”から作られたトマト味のシャーベットです。
味を想像するなら、“トマトのムースかな?!”
原材料のトマトは限定された地域で生産されているので、仕入量に限界があり、収穫時期である夏季限定の商品になります。したがって数量に限りがあるので完売になり次第、当シーズンの販売は終了してしまいます。地元高知といえども口にするのは容易ではありません。
11月のこの時期は、もちろん完売御礼で在庫ゼロです。
そもそも「徳谷トマト」とは、高知市のほぼ中央にある、浦戸湾の北方に位置する徳谷地区で生産されたトマトだけを「徳谷トマト」と呼びます。
小さいけれどもフルーツのように甘いトマト。近年、高知県の特産物としてもますます有名どころとなってきており、名前はご存知という方もいますよね。高知県の「徳谷トマト」は、30年以上前に栽培を始めた、甘いトマトの全国的な先駆けとなったトマトだそうです。徳谷で作られたトマトの糖度は10度から12度。柿やミカンなどにも匹敵する糖度があります。
ちなみに、この「徳谷トマト」のお値段は高島屋などでは1個1,000円の値が付いていたほどの高級食材で、これをまるごと、皮から果肉・果汁まで、いわゆるヘタ以外を全て加工してシャーベットにしているのです!なんでも1個のカップには約2.5個分の「徳谷トマト」が使用されていると言うので、なんとも高級なシャーベットではありませんか!!
高級といえども今シーズンの「トマトよりおいしい徳谷とまとシャーベット」は、ウレウレに売れたんです!
本シーズンこの商品は、関東エリアで放送された地場産品のお取り寄せ番組に取り上げられました。そこへ出演していた芸能人の安めぐみさんがこれをことのほかお気に召していただき、週刊文春などにご紹介くださった上に、ご自分でもその後、直接ご注文をいただいたほどでした。その他にも様々な有名雑誌に掲載されたということもあって、おかげさまで全国各地より注文が殺到。お客様の中には親類や知人への贈答用にと何口もお買い上げ下さったり、今まで「お取り寄せ」をしたことがなかった年配の方からのご注文があったりと、もの凄い反響で大変ありがたかったことでした。
意外性があるのに味も最高に美味しくて、いいお値段でありながらもリピーターがいたこと。地元食材にこだわってバンザ~イ!でした。
味を想像するなら、“トマトのムースかな?!”
原材料のトマトは限定された地域で生産されているので、仕入量に限界があり、収穫時期である夏季限定の商品になります。したがって数量に限りがあるので完売になり次第、当シーズンの販売は終了してしまいます。地元高知といえども口にするのは容易ではありません。
11月のこの時期は、もちろん完売御礼で在庫ゼロです。
そもそも「徳谷トマト」とは、高知市のほぼ中央にある、浦戸湾の北方に位置する徳谷地区で生産されたトマトだけを「徳谷トマト」と呼びます。
小さいけれどもフルーツのように甘いトマト。近年、高知県の特産物としてもますます有名どころとなってきており、名前はご存知という方もいますよね。高知県の「徳谷トマト」は、30年以上前に栽培を始めた、甘いトマトの全国的な先駆けとなったトマトだそうです。徳谷で作られたトマトの糖度は10度から12度。柿やミカンなどにも匹敵する糖度があります。
ちなみに、この「徳谷トマト」のお値段は高島屋などでは1個1,000円の値が付いていたほどの高級食材で、これをまるごと、皮から果肉・果汁まで、いわゆるヘタ以外を全て加工してシャーベットにしているのです!なんでも1個のカップには約2.5個分の「徳谷トマト」が使用されていると言うので、なんとも高級なシャーベットではありませんか!!
高級といえども今シーズンの「トマトよりおいしい徳谷とまとシャーベット」は、ウレウレに売れたんです!
本シーズンこの商品は、関東エリアで放送された地場産品のお取り寄せ番組に取り上げられました。そこへ出演していた芸能人の安めぐみさんがこれをことのほかお気に召していただき、週刊文春などにご紹介くださった上に、ご自分でもその後、直接ご注文をいただいたほどでした。その他にも様々な有名雑誌に掲載されたということもあって、おかげさまで全国各地より注文が殺到。お客様の中には親類や知人への贈答用にと何口もお買い上げ下さったり、今まで「お取り寄せ」をしたことがなかった年配の方からのご注文があったりと、もの凄い反響で大変ありがたかったことでした。
意外性があるのに味も最高に美味しくて、いいお値段でありながらもリピーターがいたこと。地元食材にこだわってバンザ~イ!でした。
人との出会い 其の一 使命感がフツフツ…
人との出会い 其の二 でっかくてよかったぁ
そんな折、四万十川ブームが到来。
私は閃きました。「四万十川のおいしい水と、高知のおいしい果物でアイスを作ったら、ぜったいに県外のお客さまによろこんでもらえるだろう!」
当時仕入をしていたアイス屋さんに、是非、作ってはもらえないかと提案をしてみたのですが、そちらでは作っていただくことができませんでした。
しかし、とてもよい案だとおもい、実現するために「自分で作るしかないなぁ!!」という結論にたどりつきました。でも、アイスなんて自分では作ったこと無いしなぁ。。。
私は物産展の出店のため全国の百貨店をまわっていた頃、ある百貨店で重要な人との出会いをしていました。
私は物産展で販売するアイスクリンの保冷材を、百貨店のヘンピな一角にあったジェラートショップに、ドライアイスを毎日買いに行っていました。そのショップはヘンピな所にあるのに常時お客さまが入っており、評判のショップでした。自分でもいくつかジェラートを買って食べてみましたが、なるほどどれも評判どおりにとってもおいしかったんです。
おっと、味を懐かしんでいるばあいではなく、そうです!このショップの人が重要なんです!
私は、このジェラートショップで製造販売しているこの人しか頼る人がいないと思い、その人に電話をしてみました。
私:「もしもし、高知のアイスクリン屋ですけど・・・、」
ジェラートショップの人:「あぁ、(体格の)でっかいおにぃちゃん?!」
私:「そうですぅ!でっかいおにぃちゃんですぅ!!」
ジェラートショップの人:「どうしたのぉ?」
という始まりで、自分がどうしてもこのアイスを作りたい!作らなければならないのです!という思いを伝えると、「いいよー。修行においで。」と言ってくれたんです。
なぜ、その人は教えてくれる事にしたのか聞いてみると、「アイスクリームに携わる人間が1人でも増えたほうがいいと思うからね。」と言っていました。私はとても嬉しかったことです。
--決死の覚悟で修行に出発--
私は妻と子に見送られながら、妻にどのくらいで戻れるのか聞かれたけど、ジェラートショップの大将が「もう教えることは無い。」と言うまで修行は終えられないという決死の覚悟でしたから見当がつかず、不安もあったのですが、「明けない夜はない。」とか「止まない雨はない。」とか楽観的な単純さでついに、修行に出発しました。
私は閃きました。「四万十川のおいしい水と、高知のおいしい果物でアイスを作ったら、ぜったいに県外のお客さまによろこんでもらえるだろう!」
当時仕入をしていたアイス屋さんに、是非、作ってはもらえないかと提案をしてみたのですが、そちらでは作っていただくことができませんでした。
しかし、とてもよい案だとおもい、実現するために「自分で作るしかないなぁ!!」という結論にたどりつきました。でも、アイスなんて自分では作ったこと無いしなぁ。。。
私は物産展の出店のため全国の百貨店をまわっていた頃、ある百貨店で重要な人との出会いをしていました。
私は物産展で販売するアイスクリンの保冷材を、百貨店のヘンピな一角にあったジェラートショップに、ドライアイスを毎日買いに行っていました。そのショップはヘンピな所にあるのに常時お客さまが入っており、評判のショップでした。自分でもいくつかジェラートを買って食べてみましたが、なるほどどれも評判どおりにとってもおいしかったんです。
おっと、味を懐かしんでいるばあいではなく、そうです!このショップの人が重要なんです!
私は、このジェラートショップで製造販売しているこの人しか頼る人がいないと思い、その人に電話をしてみました。
私:「もしもし、高知のアイスクリン屋ですけど・・・、」
ジェラートショップの人:「あぁ、(体格の)でっかいおにぃちゃん?!」
私:「そうですぅ!でっかいおにぃちゃんですぅ!!」
ジェラートショップの人:「どうしたのぉ?」
という始まりで、自分がどうしてもこのアイスを作りたい!作らなければならないのです!という思いを伝えると、「いいよー。修行においで。」と言ってくれたんです。
なぜ、その人は教えてくれる事にしたのか聞いてみると、「アイスクリームに携わる人間が1人でも増えたほうがいいと思うからね。」と言っていました。私はとても嬉しかったことです。
--決死の覚悟で修行に出発--
私は妻と子に見送られながら、妻にどのくらいで戻れるのか聞かれたけど、ジェラートショップの大将が「もう教えることは無い。」と言うまで修行は終えられないという決死の覚悟でしたから見当がつかず、不安もあったのですが、「明けない夜はない。」とか「止まない雨はない。」とか楽観的な単純さでついに、修行に出発しました。
人との出会い 其の三 「Made in 土佐」 に出会った
1995年、修行からもどり、南国市に自社工場を建て社名を「高知アイス」として、オリジナルブランドのアイス造りと卸を開始しました。
そして、当初より考えていた地元の素材を生かしたアイスは、売上げを上げていましたが、ある程度までいくと足踏み状態になり、商品に対する自信はあったのですが、伸び悩んでおりました。
ある時、高知県のある会議で知人が語っている中にデザイナーとしても有名な「梅原真さん」の名前が出ました。
梅原さんといえば、高知では爆発的な売上げを上げた商品の仕掛け人で、私は、前々から梅原さんに会ってみたかったのですが敷居が高い気がして行動に出せずにいました。ところがその知人に梅原さに是非お会いしたい事を伝えると、アポをとってくれて、とうとう本人にお会いすることができました。
梅原さんに会って弊社の商品を見てもらい、思いなどを聞いていただきました。
すると梅原さんは、「商品にこだわっていることはわかったが、一貫性が無い。10年間もくだらんそんなことを言いうき売れんがよ。回りくどいことは一切いらん。わかった!おまえのやっていることは“Made in土佐”やんか。」と言われました。
衝撃的でした。そうだったんです!!私は自分の商品について、どんなにこだわった商品なのかということをとにかく全部伝えようとするあまり、本当に伝えたいことが伝わってなかったんだ!!という事に気づかされました。正直、この時「Made in 土佐」というコンセプトに出会ってしまったぁー!という興奮でいっぱいでした。そして、これをきっかけに高知アイスはまた一段とステップアップすることができました。
そして、当初より考えていた地元の素材を生かしたアイスは、売上げを上げていましたが、ある程度までいくと足踏み状態になり、商品に対する自信はあったのですが、伸び悩んでおりました。
ある時、高知県のある会議で知人が語っている中にデザイナーとしても有名な「梅原真さん」の名前が出ました。
梅原さんといえば、高知では爆発的な売上げを上げた商品の仕掛け人で、私は、前々から梅原さんに会ってみたかったのですが敷居が高い気がして行動に出せずにいました。ところがその知人に梅原さに是非お会いしたい事を伝えると、アポをとってくれて、とうとう本人にお会いすることができました。
梅原さんに会って弊社の商品を見てもらい、思いなどを聞いていただきました。
すると梅原さんは、「商品にこだわっていることはわかったが、一貫性が無い。10年間もくだらんそんなことを言いうき売れんがよ。回りくどいことは一切いらん。わかった!おまえのやっていることは“Made in土佐”やんか。」と言われました。
衝撃的でした。そうだったんです!!私は自分の商品について、どんなにこだわった商品なのかということをとにかく全部伝えようとするあまり、本当に伝えたいことが伝わってなかったんだ!!という事に気づかされました。正直、この時「Made in 土佐」というコンセプトに出会ってしまったぁー!という興奮でいっぱいでした。そして、これをきっかけに高知アイスはまた一段とステップアップすることができました。
人との出会い これから
もともと「高知でとれた高知ならではの素材を生かしたアイスクリーム作りをしたい。」という思いから、人との出会いがあり、おかげ様でこのように現在にいたっております。現在工場のある、いの町(旧吾北村)のみなさんにも恩返しが出来ればいいなぁと考えていたり、まだまだ新商品開発や、仕入量の安定した確保についてなど、毎日いろいろな事に燃えております。
(^o^)/今後もスタッフ一同、心は熱くても、冷たくて美味しいアイスを製造し皆様にお届けしま~す。
(^o^)/今後もスタッフ一同、心は熱くても、冷たくて美味しいアイスを製造し皆様にお届けしま~す。
期間限定や面白商品 手作りでバラエティー豊富なラインナップ
(有)高知アイスでは、冷菓としては思い付かないような素材を使った商品がたくさんあります。
■炊きたてお米アイス
(ナチュラルな牛乳ベースの中にアイスなのに、なんとアツアツ炊きたてお米がつぶつぶで入っているんです!)
■とんがらしアイス
(きっと!驚きの味わい!なんでしょうね。唐辛子パウダーがバニラアイスの中に程良く溶け込んで、今まで食べたことの無い新鮮な味。まちがいなし!)
■天日塩アイス
(スイーツなのに土佐の海岸でとれた天日塩との融合!!土佐の波の音がきこえてくるかも!)
■おいしいんだものシリーズ柑橘系アイス(ポンカン・文旦・リトルサマーオレンジ)
(高知ではどれも有名な柑橘類。是非ご賞味くだされぇ~。)
■ももシャーベット
(高知の南国市で栽培している完熟白桃を贅沢に使った、ももの芳しい香りが広がります。)
■完熟山北みかんシャーベット
(高知で一番のみかんの産地である山北の生産者と契約し、完熟になった温州みかんだけを使用し、果汁たっぷりシャーベット。)
■土佐金時いも
(高知の東部、室戸市吉良川町、西山台地で育ったほくほくのさつま芋(土佐金時)をアイスクリームにアレンジ。一度焼いた芋をペーストにして、その上に、ダイス状の煮詰めた芋をトッピング!)
■農家のいちごアイス
(高知アイスの工場の近くにあります、山本さんご夫婦の作る「紅ほっぺ」という品種のいちごを使用。いちごアイスの上に、ザク切りにしたいちごと、いちごソースをトッピング。これ浜町さんのアイデアなのよ。)
などなど。
■炊きたてお米アイス
(ナチュラルな牛乳ベースの中にアイスなのに、なんとアツアツ炊きたてお米がつぶつぶで入っているんです!)
■とんがらしアイス
(きっと!驚きの味わい!なんでしょうね。唐辛子パウダーがバニラアイスの中に程良く溶け込んで、今まで食べたことの無い新鮮な味。まちがいなし!)
■天日塩アイス
(スイーツなのに土佐の海岸でとれた天日塩との融合!!土佐の波の音がきこえてくるかも!)
■おいしいんだものシリーズ柑橘系アイス(ポンカン・文旦・リトルサマーオレンジ)
(高知ではどれも有名な柑橘類。是非ご賞味くだされぇ~。)
■ももシャーベット
(高知の南国市で栽培している完熟白桃を贅沢に使った、ももの芳しい香りが広がります。)
■完熟山北みかんシャーベット
(高知で一番のみかんの産地である山北の生産者と契約し、完熟になった温州みかんだけを使用し、果汁たっぷりシャーベット。)
■土佐金時いも
(高知の東部、室戸市吉良川町、西山台地で育ったほくほくのさつま芋(土佐金時)をアイスクリームにアレンジ。一度焼いた芋をペーストにして、その上に、ダイス状の煮詰めた芋をトッピング!)
■農家のいちごアイス
(高知アイスの工場の近くにあります、山本さんご夫婦の作る「紅ほっぺ」という品種のいちごを使用。いちごアイスの上に、ザク切りにしたいちごと、いちごソースをトッピング。これ浜町さんのアイデアなのよ。)
などなど。
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当時はインターネットという便利なものは主流ではなかった時代です。無店舗の高知のアイスクリン(高知では有名なシャーベットのようなアイス)を仕入れ、販売していました。全国の百貨店をまわっていると店頭でご購入いたたいたお客様の中に、高知県出身の方もいらして、「お~の(なんと)、なつかしい。」、「また来年も来てよ!あんたが来んと食べれんき。(あなたが売りに来てくれないと食べられないから。)」と、アンコールのお声をいただき、それぞれの笑顔を今も忘れられません。
そして、いつの間にか県外のそんなお客様へ、高知の味を自分が届けなければならないんだという思いがフツフツとあって、使命感にも似た思いをいだいていました。